山へ向かって出した声が、少し後にもう一度聞こえる山びこ。返事の主は別の誰かではなく、自分が出した音です。岩壁へ届いた音が戻る道のりに注目すると、遅れて聞こえる理由が分かります。
岩壁で跳ね返る音
声は音波として周囲へ伝わり、その一部が岩壁などの面で反射します。戻った音を元の声と分けて聞けると、返事のように感じます。山が新しい声を作っているわけではありません。
遅れは往復の道のりから
音が岩壁まで進み、さらに耳へ戻るには時間が必要です。同じ条件で反射面が遠くなれば、往復にかかる時間も長くなります。聞こえるまでの時間には行きと帰りの両方が含まれることがポイントです。
どこでも同じ聞こえ方ではない
反射面の向きや形、距離は聞こえ方に関係します。十分な遅れがなければ、元の声と反射した音を別々の声として聞き取りにくくなります。遠すぎて戻る音が弱い場合もあり、山なら必ず明瞭な山びこが聞こえるとは限りません。
建物にもある反射
Exploratoriumは、丸天井で反射する音を観察できる展示を紹介しています。山と建物では景色も形も違いますが、音が面で反射するという共通点があります。動画の風景はAI生成のイメージで、実際に山びこを測定した場所の記録ではありません。
安全上の注意
音を確かめるために崖や立入禁止区域へ近づかないでください。大声で周囲の人や野生動物を驚かせず、施設や場所のルールを守ってください。
参考資料
次回のテーマ
次回候補は「夕焼けが赤い理由」です。次回実行時に7日間の重複を再審査します。
VOICEVOX:四国めたん
